丸紅は、紙パルプ業界でトップシェアを持つ日本の大手商社であり、子会社であるムシ・フタン・ ペルサダ社(PT Musi Hutan Persada:MHP社)とタンジュン・エニム:レスタリペーパー&パル プ社( Tanjung Enim Lestari Pulp&Paper:TEL社)による南スマトラのパルプ生産を通じて、 社会的紛争と、熱帯林由来の紙や木材製品の取引による森林減少や違法伐採のリスクにさらされ ている。丸紅は、森林リスク商品に特化した方針を持っておらず、また関連サプライチェーンのESG リスクやデュー・ディリジェンス対策を開示していない。