アマゾン全域をカバーできるように、データベースの拡大を目指しています。しかし、ブラジルにアマゾンの大部分(62%)が分布し、2000年から2017年にアマゾンで起きた森林消失の80%以上の原因となっていることから、現時点ではブラジルを優先的に選んでいます。
一方で、脅威にさらされているのはアマゾンの生物群系だけではありません。大豆の生産拡大が実際に起きているのは大部分がセラード(ブラジルの熱帯サバンナ地帯)であり、紙パルプ企業は大西洋岸森林(マタ・アトランティカ)に大きな影響を及ぼしています。こうした影響に対処し、一つの生物群系から別の生物群系へと活動が広がらないようにするためには、包括的なアプローチが必要です。ブラジルの他の生物群系で活動する森林リスク企業への投融資もマッピングしているのは、そのためです。